モデルの知花くらら(35)第63回角川短歌賞で佳作受賞

角川文化振興財団主催の第63回角川短歌賞で、モデルの知花くらら(35)カン・ハンナ(36)が入選したことが26日、分かった。25日発行の雑誌「短歌」(同財団)で発表された。
 昭和30年に創設された同賞は、短歌の新人の登竜門として多くの人々に目標にされる権威あるもので、歌人の俵万智氏も昭和61年第32回に大賞を受賞している。

 知花くららは「31文字の世界に魅せられて四年余、今回の応募は自分への挑戦でもありました。学ぶところが大きく、課題も多く見つかりました。受賞の報せを受けて、とてもうれしい驚きでいっぱいです」と受賞に喜び。「一人の女性として、人生における出会いに付箋を貼るように、これからも大好きな歌を続けていきたいと思います。ここまでご指導下さった先生方や関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と感謝を伝えた。

 独学で短歌を作り始めた知花くららは、2015年から16年まで『週刊朝日』の連載(月1回)で、宮中歌会始の儀や朝日歌壇の選者で近現代短歌の第一人者である永田和宏氏に歌の作り方を教わってきた。
 その連載が書籍化されることも決定。字余りなどの破調やリフレイン、形容詞や詞書の使い方など、歌を詠むにあたって初心者が抱く素朴な疑問から、日常で歌を詠むポイント、歌人としての心得など、知花と一緒に学びながら成長していける短歌の入門書となっている。

 次席に次ぐ佳作だった知花くららさんの「ナイルパーチの鱗(うろこ)」50首は、〈こめかみに刺さる視線 錆(さ)びたねぢをばらまいたやうな難民キャンプで〉など、国連の世界食糧計画(WFP)の日本大使として、シリア難民の支援に携わった経験を詠んだ。

知花くららは「国連の活動での出会いが歌を詠む原動力になった。これからも大好きな歌を続けていきたい」とコメントしている。

 ハンナはソウル生まれ。韓国でキャスターやモデルとして活動後、来日した。横浜国立大の大学院に通いながらタレント活動をし、NHKの短歌番組にも出演。

大賞に次ぐ次席に選ばれた「膨らんだ風船抱いて」50首は、〈「竹島」と「靖国神社」を聞くごとに水を飲んでも止(や)まぬしゃっくり〉など日韓の複雑な関係を自らに引き付けた点が、評価された。
 ハンナは「日本に来て短歌に出会えて本当に良かった。美しい日本語の魅力を世界にも発信していきたい」。

 応募総数607編のうち、予選を通過した30編を、作者名を伏せて選考。睦月都さん(26)の「十七月の娘たち」50首が大賞に選ばれたことは、8月末に先行して発表された。

★知花 くらら(ちばな くらら、1982年3月27日[1] - )は、日本のファッションモデル。沖縄県那覇市出身。テンカラット所属。
出身地  日本 沖縄県
血液型 A型
公称サイズ(2006年時点)
身長 / 体重 173 cm / ― kg
スリーサイズ バスト90センチ - ウエスト60センチ - ヒップ90 cm
股下 / 身長比 88 cm / 50.9 %
身長 / 体重 5′ 9″ / ― lb
measurements 35 - 24 - 35 in
股下35 ″

◆人物・略歴
大学在学中に、フランス映画への興味から9ヶ月間のフランス留学歴あり。また、フランス留学中にフラメンコを学びに3ヶ月間スペインに滞在していた経験がある。


2006年4月25日 - 「ミス・ユニバース・ジャパン」に選出される。

2006年7月 - 「ミス・ユニバース2006世界大会(第55回大会)」総合第2位。7月18日のナショナルコスチューム(民族衣装)審査では、戦国武将の甲冑をアレンジした衣装を披露。

2006年ミス・ユニバース世界大会のトップ5だけが参加できる「クエスチョン&アンサー」の際には、自ら司会者のマイクを受け取り、スペイン語と英語でアピールした。

2007年1月 - WFP(国際連合世界食糧計画)オフィシャルサポーターに就任。

2007年よりWFP(国際連合世界食糧計画)のオフィシャルサポーターとしてアフリカ、アジア各地への訪問の機会が増えている。

家族構成は両親と弟。ガレッジセールのゴリは、再従兄(それぞれの父親が従兄弟同士)にあたる。また、りんけんバンドの照屋林賢は従叔父、照屋林助は大叔父にあたる。しかし、ゴリは「メレンゲの気持ち」(2007年3月10日放送)で本人に言われるまで全く知らなかったという。

2013年より短歌を作り始め、塔短歌会に所属している。2017年の第63回角川短歌賞では「ナイルパーチの鱗」50首で佳作を受賞した